日本の読者の皆様、こんにちは。
台湾からの日本文化探求雑誌「秋刀魚」です。今年の七月、「秋刀魚」の編集チームが銀座線各駅の近くの和式カレー屋さんを紹介しました。どうして「銀座線」を選びましたか?それは、銀座線は日本、そしてアジア最初の地下鉄であり、歳月を経って歴史的な貴重性が入っていると考えています。それに銀座線の代表色のオレンジがカレーの色にとても似ています。ですので、私たちが銀座線を訪ねて、美味しい「絶対食べに行ってみる!」カレー屋さんを探して来ました。雑誌の中に紹介したカレー屋さんの9軒を選んで日本語に訳しました。もしご興味があれば、是非食べに行ってみることをお勧めします。
どうもありがとうございました。
渋谷駅 お洒落な味 ファッションカレー CURRY UP
- 店名:CURRY UP
- アドレス:東京都渋谷区神宮前 2-35-9-105
- 電話番号:03-5775-5446
- ウェブサイト:www.curryup.jp
日本ファッション界のカリスマのNIGOⓇさんが店を作り、アメリカラッパーのPHARELLさんが店名を発想し、WONDERWALLの片山正通さんが内装を担当して、「CURRY UP」が2010年に誕生した。「毎日一番新鮮な食材を選んで煮込む。食材の甘さと美味しさをカレーに溶け込むように。」CURRY UPがこんな美味しさで開かれたばかりでアメリカニュース専門放送局CNNの「Best Eats awards」を受賞した。渋谷、原宿地域でファッションや創意デザインや音楽に頻繁に接触する人がよく食べに来る。
表参道駅 種子島から産地直送 秘伝の燻製カレー くんかれ
- 店名:燻製カレー くんかれ
- アドレス:東京都港区南青山 5-9-21 青南ビル B1F
- 電話番号:03-5469-3900
- ウェブサイト:kunkare.jp
「くんかれ」社長の宮島さんが九州南部の鹿児島に属する種子島に持っている土地が肥えていて、あの土地から収穫した野菜は特別な甘みを持つ。宮島社長が開発した桜島溶岩を使った技術「炭火焼き」で塩漬けした野菜と肉を塩出し、乾燥、燻煙、また乾燥して、カレールーに燻煙の味わいをつけて、新たに独創的なカレーになる。
青山一丁目駅 西日本個人農家と有機野菜カレーをシェアしよう 南青山野菜基地
- 店名:南青山野菜基地
- アドレス:東京都港区南青山 2-10-11 1F
- 電話番号:03-6447-1607
- ウェブサイト:www.yasaikichi.jp
当店は一番新鮮な食材を選ぶ。その中には四国と九州の土地の味が満ちている。匂いあふれる野菜、例えばセロリ、人参、玉ねぎなどを使って練り上げる。甘味ができたら果物とカレーを入れる。ヘルシーなオリーブオイルで焼いた野菜は水分を保つことが出来るし、匂いももっと濃くなると料理長笠井ユウスケさんがそう思っている。そうしたら、野菜の甘味も脂っこさを解消して、口の中をさっぱりさせてくれる。
虎ノ門駅 虎ノ門にお洒落なフランスカレーを味わおう 虎ノ門バール
- 店名:虎ノ門バール
- アドレス:東京都港区虎ノ門一丁目23番1號4樓
- 電話番号:03-6447-1607
- ウェブサイト:toranomon-bar.com
フランス料理の腕を受け継ぎ、煮出し汁と香辛料で数時間煮込んで完成したルーにバターを加え、味が濃厚で匂いのいいカレーが出来上がった。それに、お客様は牛骨スープと煮出し汁で煮込んだ「プラドール」が無料で飲める。中には大根、ゴボウなどが入っていて、ゆっくりカレーと一緒に堪能できる。ほかには旬の果物、例えばりんごやバナナや野菜などを搾る「グリーンスムージー」がさっぱりして脂っこさを解消する。
新橋駅 台湾から漢方薬で煮込んだ癒しのカレー ガネー
- 店名:ガネー舍
- アドレス:港区新橋 5-12-2 鴻盟社ビル B1
- 電話番号:03-3433-0309
十三年前、店の主人米山幸彥さんが仕事をやめて、三ヶ月間老師匠にスープカレーの作り方を習った。米山さんは伝統を引き継ぎ、店舗を開いた後台北へ行って、龍山寺辺りの「元太蔘藥行」で漢方薬の師匠と材料について討論した。最後に、オタネニンジン、クコ、ナツメグ、シナモン、陳皮など普通のカレーにほとんど使わない十数種の漢方薬を決めて、毎月に真空包装で東京へ送る。
銀座駅 老舗の洋食屋 カツカレーの元祖 GRILL Swiss
- 店名:GRILL Swiss
- アドレス:東京都中央区銀座3-5-16
- 電話番号:03-3563-3206
- ウェブサイト:www4.ocn.ne.jp/~g-swiss
本店は「栄光の背番号3」と呼ばれ、読売ジャイアンツ選手の「猛牛」千葉茂の愛店である。当時、大食いの彼は偶然に「カツレツをカレーに載せて食べたらどう?」と、和式カレーの形を変えてしまった。そして「千葉茂のカツカレー」がすぐ日本全国に広がり、あの時代にはまだ誰もおかずをカレーに載せていなかったので、この目新しい料理がGRILL Swissの一番人気の料理になった。今にも多くのお客様がお孫さんと一緒に日本中が流行っていた元祖のカツカレーを食べに来る。
京橋駅 六十年が経っても変わらない三代目の辛来飯 ニューキャッスル
- 店名:ニューキャッスル
- アドレス:東京都中央区銀座 2-11-1
- 電話番号:03-6264-0885
- ウェブサイト:newcastlesansey.blogspot.jp
終戦直後のときには資源不足だったので、初代オーナーの柳田さんがつい放し飼いの鶏の産んだ卵をカレーに載せて、辛さを和らげだけじゃなく、栄養補給にもなれると考えていた。「口に入れるとまずは甘さが感じられて、その甘さの後に辛さがじんわりと来る。だから『辛来飯(カライライス)』という名をつけた。」二代目も三代目のオーナーさんも初代の腕前を受け継ぎ、戦後の辛さと悲しさを美味しい辛来飯に変えた。
浅草駅 カレーの日常 お母さんの大人気カレーを食べよう 気ままなキッチン
- 店名:気ままなキッチン
- アドレス:東京都台東区西浅草 3-23-1
- 電話番号:03-5828-282
シフォンケーキから始め、あとはパスタ、カレーを加えた気ままなキッチン。町の水道管が古くて水質に影響を与える恐れがあるから、水質を重視する山本さんが最高の水で食材を洗い、料理を作る。辛さのあるカレーは15種類の香辛料をもとにして、炒めてからソースと一緒に煮込む。鶏肉とポークには「薬膳」の食感を付け、体に優しい。山本さんは「家族のみんなで一緒に堪能できる」を目標として、店のカレーも連続三年、日本のグルメサイト「食べログ」に人気グルメとして選ばれた。
特別企画 Hanako編集長‧戶高良彥さんがおすすめのカレー 社内人是非試してみて! ナイルレストラン
- 店名:ナイルレストラン
- アドレス:東京都中央区銀座 4-10-7
- 電話番号:03-3541-8246
- ウェブサイト:www.ginza-nair.co.jp
「ナイルレストラン」は1949年に開かれて以来、ずっと全体社員に好かれて、「社員として行かなきゃならないお店」とも呼ばれている。不文律のように、社員全員が「マガジンさん~」と呼ばれて、ほかの料理色々あるのに、席に着くと主人さんは必ず「ムルギーランチにしようか」と言い、そして見た目が普通だが、実際にうまいムルギーランチを注文する。鮮やかなイエローライスと7時間煮込んだ地鶏のもも、そしてたっぷりの香辛料、キャベツとジャガイモで煮込んだカレーソースをかけて、この銀座の一番目のインドカレーが出来上がった。
Text=陳 頤華/Photo=teikoukei