文字-祖孟萱、攝影-林軒朗、翻譯-翁聖雅

嶄新的開年,送一本書,給台日追尋藝術之路的你。用來自影像與內容藝術工作者的選書,以影像與內容的共同悸動,作為臺日創作人之間,最誠摯的交換禮物。

読み終えた時の感動を全ての創作者と共有したく、日本の写真家と台湾のブックアーティスト厳選の書籍をご紹介します。

 
 

攝影師
水島貴大

 

日本當代新銳攝影師,17歲時開始認真執起相機,而今來臺旅居近一年。以平面攝影作為一種藝術示現,捕捉記憶與經驗產生的過程,直率卻綿密的影像總是勾起觀者內心共鳴。

PAPER MATTER
蔡胤勤


 

臺灣藝術家書籍文獻庫「PAPER MATTER」主理人,駐紮於臺北國際藝術村,採預約閱覽制,致力研究、教學與推廣藝術家書籍美學,持續探索書籍作為藝術實踐的可能性。


Q:送給臺日的彼此、作為見面禮的一本書? 

台湾と日本出身の二人が互いにプレゼントしたい、一冊


手製ZINE |《Long Hug Town》|水島貴大

水島:這本書是我2017年獲得臺北《Young Art Photo Eye》最佳攝影獎的ZINE,是全手工製作而成的,也是我的起點。這部作品帶我體驗更多新的可能,踏入了國際攝影展與海外藝術書展等各種場合。雖然還是有些不成熟和粗糙的地方,但我期待著可以保有這樣的初心、迎接更多的相遇。

この本は2017 年に私が台北で写真賞を獲得した本です。私はこの作品を制作することで、色々な経験をすることができました。美術館での展示、国際写真展、海外のアートブックフェアなど、様々な場所へ私を導いてくれました。この本は私の原点となる本です、まだ未熟で荒削りなところがある本ですが、必ず紹介したい一冊です。

 

攝影詩集|《第一人稱》|夏宇

胤勤:我挑選這本非典型攝影書作為禮物,它集結了臺灣代表性詩人夏宇的詩詞與異國旅遊時拍壞的照片,他將這本書製作成黑色膠捲、彷彿觀看電影般的閱讀體驗,並將詩詞轉化成字幕的手法呈現。就算語言不通也可以透過圖像回應水島的攝影專業,進一步觀看詩詞如何與影像結合也別有韻味。

私が選んだこの写真詩集は、台湾の詩人夏宇が自ら創作したポエムと海外旅行の際に撮った失敗写真で構成されています。映画館をイメージしたこの黒い詩集をめくると、写真に字幕化したポエムが綴られ、それはまるで映画を観ているかのようです。言葉が通じなくても、水島さんは写真家の視点で楽しめると思いますし、詩と写真の組み合わせを味わうのも面白いです。


Q:送給臺日創作者、更加靠近藝術的一本書?

台湾と日本の創作者に捧げたい、一冊 


攝影書|《American Odyssey 1963-1999》|Mary Ellen Mark

水島:這是我決定當攝影師之前所擁有的第一本攝影書。認識這本書以前,我對攝影的了解並不多,對照片的印象大多停留在廣告與商業的攝影、明信片等等規矩、工整的圖像。然而,這本攝影書觸動了我的心靈,讓我感覺攝影師用溫暖的眼光包裹著被攝者的孤寂。看了這本書以後,就不想繼續活在別人為我整理過的世界,而是希望身為一位創作者,可以擁有接受很多事情的眼光,去正視這個世界的複雜。

これは私が写真を始める前、初めて手に取って見た写真集。それまでは街中にあふれる広告や商業的なもの、ポストカードとして販売されているような整理整頓されたイメージでしか写真というものを知らなかった。この本は初めて記憶や過去の私自身の核となるイメージに触れた写真集です。人が写り、孤独さとそれを暖める眼差しがある写真だと思いました。この写真集を見たとき感じたのは、私は誰かに整理整頓してもらった世界が見たいのではなく、色々なことを受け継ぐことができる、複雑な世界を直視できる眼差しが欲しいと感じました。

 

藝術家書籍|《章紋宛作品集》|張文菀

胤勤:這是本虛構的作品集,然而書裡的作品確實來自於生活當中,裡面許多場景也都是臺灣人耳熟能詳的,這對於創作者或一般讀者來說都是很有趣的撞擊——生活跟藝術的模糊界線,原來可以透過書籍成為作品。藝術家將形體宛若現代雕塑的木製刮痧棒安置於大理石座上,並擺置於豪宅、美術館廣場等地,書中一幅幅精湛合成的照片毫無違和。看到最後才發現,原來這些作品根本不存在。柔軟地使用創作手法去探討對生活的提問,是每位創作者不斷修煉的功課。

これ、実は架空写真の作品集なんですよ。中の作品は身近な生活用品を使い、実在の場所と合成した写真です。芸術家にとっても、一般人にとっても実に面白い発想だと思います。ありきたりな日常と芸術の境界線が無くなり、本を通じて立派な作品となっています。彫刻のような刮痧プレートが大理石の台に鎮座、それが豪邸や美術館に置かれていると思わせる架空の写真は本当にリアルで全く違和感がありません。

この本のように日常生活に溢れるヒントをどう柔軟に対応していくかは、創作者にとって大事な課題だと思います。


Q:兩位送給「當下」臺日的一本書?

「今」の台湾と日本に贈りたい、一冊 


小說|《魯道夫與可多樂》| 齊藤洋

水島:我和這本書的相遇是在小學的時候,內容述說一隻貓迷路後所開啟的冒險生活,長大後回頭思索這個老師上課時唸給我們聽的故事,彷彿看見自己的影子,到今天為止,我都持續不斷地在街上與各式各樣的人搭訕並拍下他們的模樣。希望透過這本書傳達給臺日的朋友們:外面的世界會教我們很多事情、帶給我們許多有趣的邂逅,學習如何跟這個世界互動是很重要的。

この本と出会ったのは、小学生の頃に先生が授業で読み聞かせてくれたのがきっかけでした。迷子になった猫が、街中での出会いをきっかけに冒険のような野良猫生活が始まっていくお話しです。

そして大人になった私は、主人公の子猫みたいに街中でさまざまな人と出会い、写真を撮ってきました。

私がこの本を紹介することで言いたいのは、外側の世界での出会いはたくさんの事を教えてくれるという事です。そしてこの本はその世界とどのように接すればいいのかを教えてくれます。

 

藝術家書籍|《藝術家尋找自己的禮物 Gifts Artists Look For》|陳曉朋

胤勤:作者將曾為他帶來深遠影響的藝術家與其思維轉化為自己的作品,透過版畫的模式慢慢疊合每一頁圖像,閱讀過程本身就是一個不斷梭巡、拼湊這個藝術家如何影響自己的過程。我覺得疫情後,大家也似乎都在嘗試去找尋自己的初心,回應著這本書「尋根」的處境與狀態,也是給臺日的一個祝福。

作者は自分の尊敬する芸術家たちとその理念を版画の形で表現しており、この本を読み進めるうちにその芸術家たちはどのように作者に影響を与えたのかが分かってきます。

この本のテーマ「原点を振り返る」のように、コロナ禍の私達も初心を思い出すことにより、どのような境遇でも乗り越えられるようになれたらいいなと思います。