Japan create 現在形

創作,重新讓人們自由


創作,反映了日常,也反映了當代人們的集體意識。這些不一定寫進藝術正史中的創作,是我認識日本的方式之一。插畫家、攝影師、文字工作者,現在聽起來足以成為「職業」的身份,對多年前的臺灣而言相對陌生,但在日本以「創作本質」為出發的文化裡,任何表現手法都能成為一種「身份」。


這讓我想起2018年的東京車站,在川流不息的地下車站內,突然出現白色絨毛娃娃——Fukuramu醬,包覆在人來人往的走道柱上,瞬間療癒了總是在車站迷路的我,也軟化了冰冷的上班氣息。街頭的相遇,是我第一次認識「布偶藝術家」身份的片岡メリヤス,「布偶創作也能成為一種藝術形態,更能成為一種創作身份?」不只是線條畫作、立體雕塑,只要是慎重對待每一個創作行為都能成為藝術家,這些突破既有定義的創作,是日本持續展現創造力的方式,更是日本之所以讓人怦然動心的理由。


在無法自由前往兩地的時刻,Fukuramu醬那溫暖的擁抱感再次回到眼前,「不知道日本的創作者們走到哪裡了呢?」走不到眼前親自體驗的思念,促成了本期的聲聲呼喊。透過用線條述說文字故事的插畫家中山信一、結合音樂與水彩流動的現場創作藝術家中山晃子 、把潮流塗鴉帶入城市的藝術家COIN PARKING DELIVERY、將街頭化身為電影場景的3DCG影像創作者TAKAYUKI YOSHIDA ,以及以手工布偶治癒世人的片岡メリヤス,他們將創作視為生命述說的管道,在變動的世界裡持續用異材質跨域展現自我價值,用作品紀錄社會樣貌,回歸本質,他們都正在展現「Japan create」的現在式。


作為紀錄的切面,也許幾年後將迎來截然不同的創作型態與身份。但就像中山晃子的現場創作,感知當下的空間、溫度與每回水彩產生的漣漪,無法重置卻也推播著時間的進行,沒有此刻,就無法像水一般延綿至未來;也如同中山信一所說:「不要一開始就迎合流行,先學會表現自己。」即使在虛擬世界來襲的時代裡,我們仍要做自己,用自己的線條與色調,創造現在進行式。


親身體驗的創作,就像將全身躺進Fukuramu醬毛茸茸的身體裡,在一座巨大的城市裡,還能感受到藝術本質的溫度,這份感動,讓人飛向彼此。期待不久的近未來裡,有更多專注不同的表現手法,讓「○○○藝術家」的新名號誕生,這樣無法記載在正史中的藝術,也將變得更加有趣。

創作、それは
人々に新たな自由を与える

創作、それは日常が反映し、また現代人たちの集合意識も反映している。こうしたアートの正史に書き留められるとは限らない創作こそ、私が日本を理解する方法の1つなのだ。イラストレーター、カメラマン、フリーライターなどは、現在では「職業」というに足りる身分に聞こえるが、数年前の台湾からすると相対的になじみのない職業であった。しかし「創作の本質」を出発とする日本の文化においては、いかなる表現方法のどれもが一種の「身分」となりうるのである。

このことは私に2018年の東京駅を思い起こさせる。水の流れのように多くの人々が行き交う、歩道の柱を含む地下のエキナカに、突然白くもこもことした人形―ふくらむちゃんが出現したのである。いつも駅で道に迷ってしまう私を瞬時に癒し、出勤時の冷たい呼吸を和らげてくれた。この街角での出会いにより、私は初めて「ぬいぐるみ作家」としての片岡メリヤス氏を知った。「ぬいぐるみ創作も一種のアートの形態となり、さらには創作における身分となりうるのだろうか。」線による作画、立体彫刻だけでなく、慎重にそれぞれの創作に向き合う行為をすべてアーティストと呼ぶことができるのなら、こうした既存の定義を打ち破った創作は、日本で創造力を表現し続ける方法であり、日本に心躍らされる理由なのだ。

自由に台湾と日本を行き来できない時、ふくらむちゃんの暖かな抱擁感がもう一度目の前に戻ってきた。「日本の創作たちはいったいどこに向かったのだろうか。」目の前の自ら体験した思念に向かうことができず、今期の様々な呼びかけを促した。彼らは創作を命を描写するパイプラインとしている。変動する世界の中で異なる材質を用いて領域を跨ぎ自分自身の価値を表現している。作品を用いて社会の姿を記録し、本質へと回帰することで、彼らは今まさに「Japan create」の現代的な表現を行っているのである。

記録の断面として、数年後に全く異なる創作形態と身分を迎えることにになるかもしれない。しかし中山晃子氏の創作の現場では、その時の空間、温度と毎回水墨に生み出される波紋を感じられる。リセットすることはできず、時間を進みゆくよう促している。この時がなければ、水のように連綿と未来へと続いていくこともできないのである。中山信一氏が言うように、「最初から流行に迎合せず、自らを表現することを先に学ぶべき」なのである。仮想世界の襲来を受ける時代にあっても、私たちは自らとして立ち、自らの線と色調によって現代進行形で創造しなければならないのである。

自ら創作を体験し、全身をふくらむちゃんのもこもことした体の中によこたえると、巨大な都市にあっても、アートの本質的な温度を感じることができる。この感度はお互いへと向かい飛んでいく。近い将来、より多くの異なる表現方法に専念することで「〇〇〇作家」の新たな名称が誕生するよう期待している。こうして正史に記されることのないアートは、より面白く変化していくのである。

◎Features特輯


Japan create 現在形

018 平面 × 插畫家|中山信一 

026 形體 × 玩偶作家|片岡メリヤス

035 流動 × Alive Painting|中山晃子

042 潮流 × 塗鴉藝術|COIN PARKING DELIVERY

051 未來 × 3DCG影像|TAKAYUKI YOSHIDA


Inside Art:重要的話,讓藝術來說

058 發現 × 藝術:《美術手帖》編集長 望月かおる

059 社會 × 藝術:日本藝術報導者 島貫泰介

060 印刷 × 藝術:凸版印刷 印刷工藝管理 山口理

061 臺 × 日藝術觀:臺灣在住日本作家 栖來光


編輯部盤點:臺日創作發信地

064 情報場域:2019-2021藝術場域

068 選物場域:ART BOOK SHOP

070 交流場域:非典型藝術資源場域


臺日韓創作者對談

074 Not just art ! 亞洲小誌未來形:
臺/本冊圖書館創辦人AJ × 日/大阪書展發起人 松村貴樹 × 韓/藝術出版觀察家 王德

◎Regulars 專欄

009 四十七新聞

094 sanma Select/大塚刃物

095 情報放送/dato、豬大爺

096 GOOD DESIGN AWARD /分身機器人OriHime

098 日本書店出店中/八戶Book Center

100 自体燃焼/福岡的古董展示空間krank marcello

102 安田先生出差中/走進鄉鎮4大不思議風景

◎Events 事件

084 人物寫真/

插畫家Abei、Gigi × 英國油布夾克品牌「Barbour」

090 現場直擊/
匯聚靈感的居家場域,小空間裡的全能改造王

◎別冊附錄

088 PAPER MATTER 蔡胤勤 × 攝影師 水島貴大


完整內容收錄於《秋刀魚》第34期〈Japan create 現在形〉。