文字—陳頤華・攝影—小野田陽一・採訪協力—郭晴芳

心之所向,從東京市中心移居神奈川葉山海邊之路

過去每年夏天都會造訪葉山海邊,有了孩子後,希望他能在親近大自然的地方成長,於是決定離開東京都心展開移居生活。如今住家前面有海,後面是可以健行的山。每天徒步5分鐘就可以抵達海邊,當初對移居感到的不安感,逐漸轉成「無論是哪裡都可以居住!」的心情,在大自然裡玩樂的生活,不用花費太多金錢,回歸簡單、和海邊的居民做朋友,或許正因為居住這裡的人們,心中圍繞著大海與山林,真正自由的生活,是移居最有魅力的存在。

 

心の声に耳を傾けて  東京から葉山の海へ

毎年夏に葉山の海へ訪れるのが好きだったので、子供が生まれてから、自然が身近にある場所で暮らしたいと思い、東京を出て葉山に移居しました。目の前が海、近くにはハイキング出来る山があります。

海までは徒歩5分で、移住したばかりの頃に感じた不安やハードルが一切なくなり「どこにでも住める!」と言う価値観に変わりました。自然の中で遊んでいるとお金を使わなくなり、身なりもどんどんシンプルになりました。

ここで暮らしてから海で様々な知り合いができ、自然がコミュニティスペースであり、生活の中心に山と海がある。それが今の暮らしの一番の魅力です。


從外到裡 居家生活中不可或缺的存在

只要包含「用之美」、「機能美」所蘊育而成的物件,無論是手作工藝品或量產品都讓人感受到魅力。我習慣「不讓生活有太多物品」,因此特別喜歡有二種用途(2WAY)以上的生活物件,其他所需物品都盡量極簡。而不可或缺的存在,或許就是日常購買花束與礦物外,外出也會順道撿些石頭回家、摘路邊野花帶回家放在喜愛的花器裝飾。例如,我會把礦石放在玻璃透明蓋的木製標本盒裡,根據礦石顏色與種類做分類來裝飾;有時候家中的陽臺種的香料植物開花,就會摘些擺在房間擺飾。

 

日常生活に欠かせない存在とは

「用の美」と「機能美」を備えている物なら、手作りの工芸品であろうと量産品であろうとその良さと魅力を感じます。あまり物を増やしたくないので、1つで2つ以上の役割を果たすもの(2wayなど)が好きで、欠かせないモノは最低限でいたいと思います。そんな中、花と石はお店で買うこともあれば、出かけた時に拾ったり、摘んできたものを器に入れて飾っています。例えば石は色味を揃えたり、カテゴリーに分けてガラスと木の標本箱に入れて飾ってます。花は家のベランダでハーブを植えていて、花が咲くとそれを摘んで部屋に飾ることもあります。

和菓子與花 海邊居民們 「美」的交換

三年前開始創自有和菓子品牌「和菓子便」,開啟每月一次的當季食材製作成和菓子,定期配送給客人的計畫。其中,葉山的「橘」花店主理人優子小姐就是我的客人之一,順其自然地我也開始委託「橘」花店的定期配送,默默地成為「花與和菓子」物件交換的良好關係。就像季節感強烈的和菓子一樣,花會根據當下的心情而有不同選擇。例如天氣轉變成寒冷季節,就不自主地會選擇暖色的花束。

 

和菓子と花  海辺の住民達による「美」の物々交換

今年から季節の和菓子を月に一度お届けする「和菓子便」を始め、葉山の花屋さん「橘」のオーナー優子さんへも毎月和菓子をお届けてしています。そのうち私も橘さんのお花の定期便をお願いする事になり、結果花と和菓子の物々交換する仲になりました。はっきりした季節感を持つ和菓子と同じ、お花もその時の気分によって選び方がバラバラです。寒い季節になれば暖かい色味の花を飾りたくなります。

「KIMUdesign」的上下花器,重新看見花束的輪廓

擁有「用之美」的多種插法,讓「上下花器」產生特殊且優雅的姿態。這週,我邀請了「橘」花店的優子小姐到家中插花,搭配花器,她刻意將花量減少,隨興地選幾朵不同形狀的花,傳達「簡單卻好看」的適切感,透過花器外格子狀的設計、並善用線條輪廓,花束神奇地有了自己想要的角度,不可思議的是,無論什麼空間似乎都合適放上這盆花器,宛如作品一般卻不刻意的存在。

 

KIMUdesignの上下花器が見せてくれた生け花の新たな可能性

「用の美」を活かす上下花器のフォルムは優雅で洗練されていて、今回は花屋「橘」のオーナー優子さんと上下花器を使って花を生けてみました。数本適当に色んな形の花をバラバラと買ってきただけでも、簡単に見栄えのする飾り方ができます。花器に格子の穴がたくさんあり、ワイヤーの様な部分で花を固定できるので、好みの角度に生けやすいです。花器の造形はシンプルでどんな空間でもうまく溶け込めます。


小島直子

日本藝文情報網站企劃、同時開創自有和菓子品牌「wagashi naoco(和菓子便)」,以及礦石系Zine《calme》。現移居神奈川葉山,與逗子市花店「橘」有長期合作之創作企劃。

 

小島直子

プロダクトディレクター。鉱物愛好家。和菓子創作活動と鉱物ZINE「calme」にも手掛ける。神奈川葉山に移住し、逗子市の花屋「橘」に定期的に和菓子を提供している。


關於「上下花器」 是獻給所有愛花與想愛花人的禮物

「想讓所有人都能體驗插花的樂趣,並非懂插花者才能擁有花器。」這是「上下花器」的設計靈感來源,過往臺灣人還不習慣買花,比起居家,更常往咖啡廳跑,於是柒木設計不斷思考,往外求的美好生活,能否像歐美把重心拉回家中,換盞燈、插枝花,持續挖掘家裡最好看的角落。或許是臺灣多是租屋的型態,讓人們不願意花心思在隨時可能離開的住屋中,因此柒木透過一座簡單的花器,即使擺放也能點綴家中的風景。柒木希望讓花器成為表現自己的方式,「用手創造出東西,而不是用腦袋去決定」,將花器與花成為一幅畫。

 

花を愛し、花を愛でたい人たちに捧げる「上下花器」

「経験がなくても生け花を楽しめる、そして気軽に使える花器」が上下花器のコンセプト。家に花を飾る習慣はまだ根付いていない台湾人にとって、癒やしの場所を求める時は外のカフェに行きがちですが、実は花やランプを飾ったり、家の一角にちょっと手を加えるだけで癒しの場所が作れるのです。

引越しを配慮しあんまり物を置きたくない賃貸住宅でも、KIMUdesignが作った花器一つで雰囲気がガラリと変わります。置物でありながら、眺めると色んなイメージが膨らみ、自分の手で何かを作り出したくなるような花器は、KIMUdesignの目標です。

花與花器帶領的新視野

最初,柒木團隊都不是植物專家;如今,在上下花器中我們學會了斷捨離。在插花時的「捨」與「不捨」,取決於剪下花卉的那一刻,往往「剪掉不需要的」才能襯托出主角的姿態。作為花卉王國的臺灣,我們卻不熟悉這片土地上的自然生態。然而,當你開始走入植物的世界,你將會理解「這時節才能遇上的植物」,真正開始感受季節。疫情後的生活,人們開始擁抱植物與花束。哪怕只是街上賣的玉蘭花、路邊的雜草,都能藉由「上下花器」讓小草成為主角。就像結合新舊、融入東方與西方的柒木設計,讓居家設計不只是設計藝術品,更是創造一起生活的物品,正因要一起過日子,就不能只是一種模樣,「上下花器」的各種可能性,就成為玩樂生活的陪伴。

 

花と花器の新しい関係性

今まで植物に詳しくなかったKIMUdesignのメンバー達は、上下花器をきっかけに断捨離の練習ができた。余分な葉や蕾を落としながら、本当に残したい生け花の主役の姿が見えてきます。年中美しい花が咲き続ける台湾で生まれた彼らは「今にしか出逢えない植物」を知り、季節感を楽しむようになりました。おうち時間が長くなるこのご時世だからこそ、植物や花の癒し効果を強く感じる。小さな花でも道端の雑草でも、レトロと現代感、そして西洋と東洋のデザインを融合したKIMUdesignが作った「上下花器」でれっきとした主役になれて、日常の暮らしを彩ってくれます。


KIMUdesign  柒木設計

團隊成員來自臺灣與芬蘭。透過融合東方與西方的設計語彙,持續創造居家產品,縮短與夢想生活的距離,提供空間更多的驚喜和創意,持續用有故事的器物,讓生活更有感。

 

KIMUdesign

台湾とフィンランドのメンバーを中心に運営。更なる理想の暮らしに近づけるような、東洋と西洋のテイストを融合したインテリア用品を生み出し続ける。