印刷先決
設計師的實驗場
直到今日,《秋刀魚》編輯部都還是把握每回出刊時到印刷廠看印的時刻。
在每一本書與雜誌送達讀者面前,作為編輯最幸福的事,就是在印刷廠放大五感,拉高分貝與師傅討論校色、聞著濃厚的油墨味道、聽著紙張快速通過印刷機的運轉聲,如果說要能感受紙本的誕生,印刷廠就是最能貼近生產的片刻,也是人們傳遞知識最具象且真切的存在。
不只是老派浪漫,而是層層堆疊文字、紙張、印刷、設計,與美學全濃縮在紙上,每一頁雖薄卻都乘載著文化的厚度。「2020前的設計3部曲」之2的命題,《秋刀魚》在即時數位與社群按讚數代表一切的時代,我們選擇將目光拉回看似走向「夕陽」的印刷,這絕非訴諸「紙本不死」的雜誌情懷,而是從印刷與設計間挖掘人類智慧中最迷人的扉頁。
當我們習慣電子螢幕中的動態影像、觸控畫面中的放大縮小,請別忘了人類知識如何靠印刷傳遞文明,美學的開端如何從第一本聖經開創「版面」構圖,確立文字與印刷品間的「設計」,百年來為了更精緻的印刷,設計師們不斷挑戰新手法、新技巧,意外地推進了新的設計風格,也造就不同時代的文化,好比江戶時代的浮世繪、昭和年間的報紙廣告和招牌字體、平成時代的漫畫,直到現今的極簡設計,都是在印刷這處實驗場中發展出日本當代的設計模樣。
為了探究印刷、紙張與設計間的黃金三角關係,本期走訪日本裝幀家祖父江慎的工作室,一睹熱愛古書的瘋狂大師,如何在百年前的書籍裡挖掘前衛的設計靈感;傾聽平面設計師高田唯看似搞怪的線條背後,如何藉由實體印刷傳遞他眼中的社會脈動;藉由臺灣3金設計師方序中實體專輯的設計,讓人摸到音樂的形體。透過設計師們的轉譯,印刷不只是機器,有了生命。如同日本印刷專門雜誌《デザインのひきだし》編輯長津田淳子所說,「只要有人受到啟發,因此選擇了解更多的印刷技術,能從一本雜誌延伸出更多的印刷品,這就是『紙本』活著的象徵。」
數位在時代裡如同海浪,推展著短暫記憶的浪潮,而類比印刷則讓設計思緒更加完整、讓文字傳播更具力量、讓世代記憶長遠累積、讓人類智慧飛得慢一點,卻更歷久彌新。
『秋刀魚』編集部ではずっと、その仕上がりを確認するため、印刷所に向かう時間を大事にしている。大きな声で印刷所の職人さんと色の具合を見ながら、濃いインクの匂いや高速で回転する印刷機の音に包まれる。編集者としていちばん幸せなのは、本誌読者の皆様に届ける直前、印刷所で五感をフル回転させる、この時間かもしれない。そうやって紙の本が出来上がる、まさにその瞬間に立ち会えるのが、印刷所という場所だ。そこは見知らぬ誰かに何かを伝えていく、確かな場でもある。
紙の本の話をするからといって、昔はよかった、と言いたいわけではない。ただ、1枚の紙の上には、文字、用紙、印刷、デザイン、そして美しさのすべてが重ねられている。どんなに薄くたって、その1ページ1ページに印刷の奥深さが収まっているのだ。
今回は『秋刀魚』がお届けする特集「プレ2020年デザイン3部作」シリーズの第2弾。私たちはディスプレイでの映像の動きやタッチパネルでのサイズ調整にすっかり慣れてしまったけれど、人類の叡智は紙の印刷が伝えてきたことを忘れてはいけない。印刷の美しさは、最初の聖書における「レイアウト」の誕生に始まり、やがてテキストと印刷物の間に「デザイン」が確立された。数百年という時間をかけて洗練されていく中で、デザイナーは常に新たな手法に挑戦してきた。江戸時代には浮世絵、昭和の頃にはフォント、平成に入るとコミック、さらに最近のミニマルデザインのように、あっと驚くスタイルが生み出されてきた。それらはすべて、印刷という名の実験場で鍛え上げられてきた。
今号では、印刷、用紙、デザインという黄金の三角関係についてじっくり考えていく。日本のブックデザイナー、祖父江慎さんには愛してやまない古書の中で前衛的なデザインのヒントを見つけたお話を伺った。グラフィックデザイナーの高田唯さんには、1本の線の向こうから見える社会について教わった。台湾三大デザイナーのひとり、方序中さんが語ったのは、音を形にするCDジャケットのデザインについてだ。デザインにかかわる方々のお話を伺っていくうちに、印刷というのは機械のことではなく、命を宿したものだと思えてきた。日本の専門誌『デザインのひきだし』編集長の津田淳子さんはこんなふうに言っていた。「たくさんの刺激を受けたことで、印刷の選択肢が広がっていきました。ひとつの雑誌がここまで多様な形で続けてこられた、それこそ『紙の本』が生きている証しだと思います」。
デジタル時代の波を受け、記憶は一過性のものになろうとしている。だが、ひも解いていくと印刷は、デザインを作り上げ、文字に伝える力を与え、記憶を留めながら、人々の知恵を未来へと伝える役割を果たしてきたのだ。
目錄
◎特輯
018 在你身邊的印刷日常
020 印刷新手,你必須知道的基礎用語!
024 紙本上癮者的聖經 印刷雜誌《デザインのひきだし》
030 不只是傳遞印刷技術 印刷博物館
034 線條、活版、特殊色 Allright設計事務所創辦人 高田唯
038 讓人玩心大起的印刷體驗 RETRO印刷JAM
042 讓金箔燙樣延伸出臺灣印刷優勢 選選研
048 你所不知道的紙張宇宙 紙研所
052 凝聚所有愛紙的人們 紙博PAPER EXPO
056 紙商、紙廠、紙品牌 成就印刷的紙張關鍵字
062 裝幀設計讓書更有著魔的魅力!裝幀家祖父江慎
066 印出音符中埋藏的喜怒哀樂 平面設計師方序中
070 用印刷設計向社會提出反擊 日目247visualart
074 實作:只要有心 人人都能玩印刷
◎專欄
009 四十七新聞
089 珈琲路上 東京 KINTO STORE Tokyo
090 情報放送 dato / 豬大爺
092 自体燃焼 建築界最走自己路的偵探建築學家-藤森照信
094 推物 設計發浪/銀色快手
◎事件
078 對談 / 橫跨日本本土4座島嶼 歷時12年的咖啡壯遊
086 現場直擊 / 走進插畫家山本修的異想世界 貓‧美術館
097 在坂本龍一的音樂篇章裡 我們都是自由的音符
從兩人到無限 可苦可樂的音樂之路
◎事件
084 寫真紀實 / 穿梭街道巷弄 跟著編輯J君發掘北九州的美味日常
088 安田先生出差中 / 征服美食最新情報